COMMERCIAL FACILITY

商品開発

寺澤 克俊

タテヤマアドバンス社
商品施設開発部
〈取材時〉

工学部
建設システム工学科
2010年入社

カタログを飾る
商品の開発に活かすため、
積極的に他分野と
交流しています。

新人にも活躍の場があるため、
経験しながら多くを学んでいます。

所属する商業施設開発一課は、当社のカタログに掲載される基幹商品の開発・改良を担当する部署です。この部署で私は現在、4つのプロジェクトに携わっています。
メインは、ドラッグストアの調剤フロアに設置する什器の開発です。先輩の指導を受けながら、高さ2.5メートルの棚をCADで設計し、試作品に取り付けられた大小多数の引き出しが問題なく使用できるかなど、念入りに細部の点検をしています。商品開発を進める一方、東日本大震災後には大学と耐震性の高い什器の研究開発も始めました。このほか、富山県デザイン協会が主催するワークショップにも参加し、美術系の学生とともに、子どものために安全で楽しく使うことのできる玩具の製作をしています。これらの仕事以外に年2回開かれる展示会の準備も担当しています。
まだ入社2年目ですが、バリエーションに富んだ仕事を経験しながら、計画を立てることや、進捗状況に応じて周囲とコミュニケーションを取ることの大切さを学んでいます。しかし、まだ何をするにも自分だけの判断では動けません。分からないことや少しでも疑問に思ったことがあれば、とにかく先輩に聞くことを心掛けています。

モノづくりのやりがいを得ながら、
学生時代とは違う責任を感じています。

大学時代は建築学を専攻し、就職については商品の企画や設計で、何か建物に関わることができればと漠然と考えていました。当社のことを知る前、実はハウスメーカーから内定をいただいていましたが、それは営業職としての採用でした。自分の将来について考えた結果、悔いの無い就職活動をしようと内定辞退を決意。4年生の夏から、就活を再開しました。
仕事のやりがいは商品が完成したときや、お客様のもとに納品したときなど、日々さまざまな場面で感じることができます。しかし、喜びが大きい分だけ、責任も重いですね。以前、お客様からの要望で、既製品の棚のサイズを直したことがありました。現場に足を運び、設計図を片手に設置スペースに合った製品とするために寸法を確認するなど万全を尽くしました。それでも納品直前になると、別の問題が発生するのではないかと、不安に襲われたことを覚えています。学生時代は「基礎スキー部」の部長を務め、責任感は強い方だと思っていましたが、社会人となって学生時代とは比べものにならない責任の重さや、お客様から信頼を得ることの難しさを知りました。


仕事に打ち込むことが
成長の近道、
いつかは全てを
自分で手掛けたいです。

「開発設計は自分にしかできない得意分野を持つことが大切だ」と上司からよく言われます。自分にはまだ、商品を一から考えて形にする実力はありません。とにかく現在関わっている仕事に全力を尽くしたいと思っています。
そして、目標を達成するために、日々多くを学んでいます。例えば、学生とのワークショップでは、デザインについて自分なりに調べ、効果的なプレゼンテーションの方法も模索しました。これからも経験を積んで、いつかは自分の企画した商品を当社のカタログに載せたいと考えています。

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