CONSTRUCTION MATERIALS

商品開発

吉野 智恵

三協アルミ社
エクステリア事業部
エクステリア商品部
〈取材時〉

環境建築学部
建築都市デザイン学科 卒業
2009年入社

仕事と子育ての
両立がしやすく、
多くの女性が
活躍しています。

温かみのあるフェンスを企画・開発。
お客様からお褒めのお手紙をいただく。

新入社員研修の後、最初に配属されたのは技術研究部門です。そこでは長期的な視点で新しい技術を構築することを目指し、例えば、電源不要の自動ドアの開発を試みる、などのテーマに取り組みました。そして半年ほどして今の部署に異動し、商品開発を担当。私が開発した商品にアルミ製の木調フェンスがあります。アルミ形材に木の模様のシートを貼り、メンテナンス性に配慮しつつ木の温かみを演出しました。後に「ヒット商品」となり、会社からは敢闘賞をいただきました。

失敗の中で大事なことを学ぶ。
先輩方のサポートもうれしかった。

この商品化は、順調に進んだわけではありません。試作段階で、他社の特許を侵害している恐れがある、と社内の知的財産の管理部門より指摘され、事前調査は実施しましたが、特許要件に対して私の理解不足があり、それを試作段階で気づく重大なミスを犯したのです。デザイン・設計のやり直しが必要になりました。生産・販売計画に合わせるために、リーダーや課長が生産部との調整に奔走してくださり、無事に商品化に至りました。これ以来私は、特許要件を熟読し、他社商品は細部に至るまで観察しています。
後にこのフェンスは、お客様から「真面目なものづくりをしている」とお褒めのお手紙をいただきました。技術者冥利に尽きる一方で、サポートしてくれた先輩方には感謝の言葉しかありません。

「商品改良」で
最初の設計を上回る
アイデアを出しています。

結婚後、出産・育児休業を経て元の職場に復帰し、「商品改良」を担当しています。当社商品を扱う販売店様や、消費者のお客様からはいろんな声が届きます。中には当社商品の不便を指摘するご意見があり、それを解消するのが「商品改良」の役割です。これには難しいところがあります。商品化の際にはベストと思われる案を採用していますが、「商品改良」ではすべてを見直し、初期を上回る企画・設計へと導かなければなりません。先輩のみならず、時には生産部門からもヒントをいただきます。商品を見直すことは本当に難しい反面、チーム力を感じることができ、やりがいを感じます。
私は今、育児短時間勤務制度を活用して仕事と子育ての両立を図っています。子どもが急に発熱して保育園に迎えに行くことになっても、課の皆さんは快く仕事をサポートしてくれます。当社にはこの他にもさまざまな制度が用意されていることで、育児は大変なこともありますが、安心して仕事と子育ての楽しさを味わわせていただいています。

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