新規のアルミ押出ラインを増設  新湊東工場増築工事竣工式を開催

2025.12.03

 三協立山株式会社は、12月3日(水)10時より、かねてより進めておりました※1三協マテリアル社 新湊東工場増築工事竣工式を執り行いました。
 式には地元自治体ならびに工事関係者など70名が参列し、無事の完成を祝うとともに、今後の工場の安全と繁栄を祈念いたしました。
 2025年10月末に予定通り竣工し、今後は本設備を活用して生産体制の強化を進めてまいります。

※1.新湊東工場に新規のアルミ押出ラインを増設
https://www.st-grp.co.jp/news/2024news/st20240111.html

<社長 平能正三 挨拶要旨>

 新湊東工場増築工事が無事竣工を迎え、地元自治体の皆様をはじめ、工事に携わっていただいた全ての関係者の皆様に深く感謝申し上げる。今回の新湊東工場増築は、新設以来約20年ぶりの大型投資であり、自動車分野への供給を主眼とした新たな押出ラインの導入により、将来を担う重要な拠点となる。高品質なアルミ製品の製造を通じて、産業の振興と発展に貢献していきたい。

始動の儀(平能社長)

<押出ライン増設に伴う増築工事概要>

工場名 三協立山株式会社 三協マテリアル社 新湊東工場
所在地 富山県射水市新堀28-1
投資総額 約100億円
建築面積 増築分 13,338㎡(工場全体 27,070㎡)
構造・規模 鉄骨造 地上2階
着工日 2024年8月1日
竣工日 2025年10月31日
製造品目 アルミニウム押出形材
生産能力 約1,000t/月
押出機 1台(12インチ対応、5,500US t)
太陽光
発電システム
増築部の屋根上に約7,000㎡のパネルを設置、パネル出力約1MW
基本設計 株式会社日建設計
実施設計・監理 清水建設株式会社
施工 清水建設株式会社
稼働開始 2025年12月3日

<増築工事におけるサステナビリティへの取り組み>

 増築棟の屋根上には約7,000㎡のPPA※2モデルによる太陽光発電システムを設置しています。発電した電力は同工場内で自家消費することで、年間約600トンのCO₂排出量削減を見込んでいます。
 また、既存棟の壁撤去時に発生したサッシ(約450窓)を回収しリサイクルするとともに、増築棟の建屋にリサイクルアルミ使用率100%のサッシを採用(約400窓)するなど、資源の有効活用にも配慮しており、当社の目指すサステナビリティ目標の達成にも寄与しています。

※2.「Power Purchase Agreement(電力販売契約)」の略称で、施設所有者が提供する屋根などのスペースに太陽光発電設備の所有、管理を行う会社(PPA事業者)が設置した太陽光発電システムで発電された電力をその施設の電力使用者へ有償提供する仕組み。

太陽光発電システムを設置した新湊東工場増築棟

既存棟から回収したサッシ

リサイクルアルミ使用率100%のサッシを採用した増築棟

記載されている情報は、発表日現在のものです。

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