植物工場のノウハウから生まれた
オフィス向け植物栽培ユニット
アグリ事業推進部は、ウェルビーイング経営への関心の高まりを受け、オフィス向け植物栽培ユニット「ココの葉」を開発しました。早いサイクルで多くの作物を生産する植物工場とは異なり、オフィスで手軽に植物を育て、収穫し、味わう「体験」を提供します。
また、月額制の定期訪問や苗供給といったサービスを採用し、お客様との継続的な関係性を築きながら、新しいビジネスモデルに挑戦しています。
「ココの葉」の特長
「ココの葉」は、植物の栽培体験を通じて、ウェルビーイングな職場環境の実現に貢献するオフィス向け植物栽培ユニットです。一般的なオフィスグリーンが観賞用であるのに対し、「ココの葉」は野菜やハーブなど約80種類から選べる植物の「栽培・収穫・食べる」という一連の体験を楽しむことができ、社員の心の健康促進や職場のコミュニケーションの活性化をサポートします。
かんたん導入で、その後もプロがしっかりサポート
- 苗からの供給で失敗のリスクが少ない。
- 設備工事は不要、コンセントに挿すだけでスタート可能。
- 掃除などの面倒な作業は専門スタッフにおまかせ。
手間いらずなスマート栽培
- 底面給水方式で水・肥料を最小限に抑制。
- タイマー付きLED照明で管理の手間を最小化。
新しいオフィスのカタチ
- 植物と触れ合うことで、ストレスの緩和やリラックス効果、癒しなどの効果が期待できる。
- 自然を取り入れ、社員のモチベーション向上につながる快適なオフィス環境をご提供。
活用シーンと導入後の流れ
触れて育てる楽しみや純粋に植物を鑑賞する楽しみに加え、『食』という新たな楽しみが加わることで、社員の心身の健康促進に貢献するとともに、コミュニケーションの活性化をサポートします。
活用シーン
打ち合わせやコミュニケーションの場には「カウンタータイプ」を。
癒しのあるオフィスの空間デザインには「パーティションタイプ」を。
「ココの葉」には栽培・管理にかかる手間を代行する独自の訪問サービスが付随します。専門のスタッフが定期的に設置場所に訪問し、苗の交換や清掃、養液の交換など、植物の栽培・管理に関わる収穫以外のすべての作業を行います。
栽培に必要な作業をスタッフが行うため、栽培に社内リソースを割くことなく、収穫の喜びを実感・共有いただけます。
導入後の流れ
❶育苗
植物工場で生育した苗をお届け。
❷生育・清掃
苗のセッティングやメンテナンスは栽培のプロにお任せ。
❸収穫
交流機会の促進などコミュニケーションツールとして活用。
「ココの葉」開発メンバーインタビュー
「ココの葉」の開発に携わった社員を代表し、2名にインタビューを行いました。
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三協立山
アグリ事業推進部
アグリエンジニアリング課西尾 直浩 さん -
三協立山
アグリ事業推進部
アグリ営業課澁谷 直駿 さん
※所属、役職は取材当時のものです
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「ココの葉」誕生のきっかけを教えてください
西尾さん : 社内アイデアコンテストが発想の元になりました。アグリ事業推進部は元々植物工場関連ビジネスに特化していましたが、「植物工場の延長線上にあるもので、かつ投資コストを抑えられる製品」という戦略的発想から、企画がスタートしました。
澁谷さん : 製品のコンセプトを固めるにあたり、「リモートワークなどの新しい生活スタイルが広まった社会にどのような価値が必要とされるか」を深く掘り下げました。その結果、「ウェルビーイング」というキーワードにたどり着き、私たちの植物工場技術と企業のニーズを結びつけることで、「オフィス向けのウェルビーイングツール」という現在のコンセプトが誕生しました。 -
市場ニーズをどのように捉え、製品や提供モデルに反映させましたか?
澁谷さん : 「ココの葉」は「食べられる植物」をオフィスに導入するという、前例のないチャレンジングな試みでした。
そのため、これまでの事業活動でご縁のあった企業にお願いし試作品のモニターになっていただくなど、オフィスにおけるお客様のニーズを深く掘り下げていきました。例えば、訪問サービスを採用した背景には、普段の業務にさらに上乗せして作業いただくのは実際の作業量以上に負担感が大きいという課題に対応するためでした。 -
デザイン面ではどんな工夫がありましたか?
西尾さん : 初期のモニター品は、壁面活用を前提としたショーケースのような箱型のデザインでした。しかし、モニターに協力いただいた企業から「通路の真ん中に置きたい」という意見が寄せられたことから、前後どちらからも見られる現在のデザインへと大きく変更しました。
西尾さん : 天板を木目調に、柱と底板をグレー基調にすることで、どんな空間にもフィットするよう工夫しました。特に中央に柱があり、左右に天板とプランターが張り出したユニークな形状がデザイン上の特徴です。
プランターの化粧カバーについても、社内の意見からツヤありの黒を試したところ、植物の映り込みが美しく、全体を引き締める効果があり、モニターに協力いただいた企業からの評価も良かったため採用しました。 -
オフィス向け製品として開発するにあたって、どんな工夫がありましたか?
澁谷さん : 私たちがこれまで手掛けてきた植物工場は事業者向けに生産量を追求するもので、植物を早く大きく育てるための緻密な管理を前提としています。しかし、「ココの葉」は一般のオフィス向けであり、「早く大きく育てる必要がなく、かつ社員が手間をかけずに枯らさず育てる」という、まったく異なるコンセプトが求められました。
西尾さん : そこで、「底面給水方式」を採用しました。これは循環ポンプが不要で、水やり頻度を抑えつつ、植物が必要な量を自動的に吸い上げる仕組みです。シンプルな方式ですが、頻繁な水やりや複雑な管理をしないで植物が枯れずに育つ最適なバランスを見つけるのが難しく、苦労しました。
一年を通して夏場と冬場の栽培検証を継続的に行い、適切な溶液量、プランターの寸法、溶液や備品の交換タイミングなどを決定していきました。 -
「ココの葉」に期待することを教えてください
澁谷さん : 在宅ワークが普及し、オフィスに出社する意義が問われる現代において、社内コミュニケーションの減少や生産性の低下といった課題を補完する役割を担いたいと考えています。自由度の高いオフィス設計の中に「ココの葉」を導入いただくことで、社員の皆さんが楽しみを見つけ、働き方改革の一つの解決策となることを目指しています。
西尾さん : レンタルオフィスから建設現場のプレハブまで、あらゆる空間にフィットする高いデザイン性を備え、緑に触れる機会の少ない都市部に癒やしと活気を提供します。この製品を通じて、単に仕事をするだけでなく、誰もが豊かな心で働ける環境づくりに貢献していきたいと考えています。