サステナビリティニュース

脱炭素に向けて|お取引先様との取り組み ~2025年12月

2025.12.12

 日本の2050年カーボンニュートラル実現には、社会全体で脱炭素に向けた取り組みが必要であり、当社グループの事業活動を含むサプライチェーン全体での脱炭素が喫緊の課題となっています。

 私たち三協立山は、創業の原点である「お得意先」「地域社会」「社員」の三者が協力し共栄するという「三者協業の精神」に基づいた経営理念のもと、お取引先様との連携によってサプライチェーン全体の脱炭素化に取り組んでいます。

1.「温室効果ガス排出量算定説明会」の実施

 お取引先様への調査(2024年12月実施)の結果から、温室効果ガス排出量の把握・削減を協力して進めていく必要があることがわかり、「温室効果ガス排出量算定説明会」をあいおいニッセイ同和損害保険株式会社・MS&ADインターリスク総研株式会社の協力を得て開催しました。

 約120社に及ぶお取引先様に、脱炭素化が求められる背景や温室効果ガス排出量算定の基礎について理解を深めていただき、「三協立山Scope1・2算定ツール」を用いて実践的に演習していただきました。今後も継続して実施し、サプライチェーン全体での脱炭素化への連携を図っていきます。

【説明会】

・実施日:2025年11月21日

・対象:お取引先 約120社

・内容: 三協立山サステナビリティの取り組み・目標(温室効果ガス削減、人権方針)
カーボンニュートラルの基礎事項・最新動向(MS&ADインターリスク総研株式会社より)
温室効果ガスScope1・2 算定方法研修(MS&ADインターリスク総研株式会社より)
三協立山Scope1・2算定ツールの説明 ほか

■説明会後のアンケートより

温室効果ガスScope1・2の算出は現時点では難しいという声がある一方で、脱炭素に関する関心は高く、取り組みに向けた前向きなご意見や具体的な要望が寄せられました。

《参加企業様の声》
  • ・省エネ観点での取り組みをしているが、CO₂排出量削減と省エネは密接に関連していることが理解できた。
  • ・排出量の計算が理解でき、具体的にイメージしやすくなった。
  • ・今回説明のあったScope1・2だけでなく、Scope3の算定支援も希望する。

2.お取引先様との連携に向けて

1)「GX 率先実行宣言」の表明

 GX価値の評価を通じてGX製品・サービスの社会実装に積極的に取り組み、サプライチェーン全体でのGXを推進することを表明する「GX率先実行宣言」を2025年11月に行いました。
 この宣言は、国の脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金の申請資格にもなっており、Scope3削減の取り組みにおいてバリューチェーンを構成するお取引先様と連携を促進していきます。

2)省エネの技術支援

 お取引先様の省エネ推進に貢献するため、最新の省エネ診断技術や高効率設備導入事例など、実効性のある手法や検査機器の情報提供を行っていきます。

記載されている情報は、発表日現在のものです。

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