アグリニュース

お知らせ

水耕栽培における肥料使用量を約40%削減する栽培手法を実証
― レタス栽培試験で従来と同等の収量を確認 ―

三協立山株式会社は、水耕栽培における肥料使用量の削減を目的として、レタスの生育状況に応じて必要量の肥料を供給する栽培手法の実証試験を実施しました。その結果、従来の栽培方法と同等の収量を維持しながら、肥料使用量を約40%削減できることを確認しました。

■ 取り組みの背景

水耕栽培では、養液中の肥料濃度を一定に保つ「EC管理(電気伝導度管理)」が一般的に採用されています。しかし、この方法では植物の生育段階や吸収量の変化に必ずしも対応できず、一部の肥料成分が不足して生育不良を引き起こしたり、使用されずに残った肥料成分が排水時に環境へ影響を与える可能性が指摘されていました。
そこで当社では、レタスの生育段階や吸収特性に合わせて必要量の肥料を供給する栽培管理手法の検証を行い、栽培試験の結果、従来のEC管理と同等の生育および収量を維持しながら、肥料使用量を大幅に削減できることを確認しました。

■ 本技術のメリット

1.肥料使用量の削減

  • 従来の栽培方法と比較して肥料使用量を約40%削減します。
  • 当社が施工した日産2tの大規模植物工場では年間約500万円のコスト削減効果が期待できます。

2.生育の安定化

  • 生育段階に応じた肥料供給により、生育不良の発生を抑制し、安定した収量と品質の確保が可能となります。

3.環境負荷の低減

  • 廃液中の肥料成分を低減することで、排水による環境負荷の軽減に貢献します。

■ 今後の展望

本技術は、水耕栽培における生産コスト低減と環境負荷低減の両立を目指したものであり、植物工場の持続可能な運営に寄与する技術として今後も研究を進めてまいります。

ニュースリリースに記載されている情報は、発表日現在のものです。

ページTOPへ戻る