2006.03.07 |
アスベスト(石綿)使用状況等について(2006年3月7日現在) |
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三協・立山ホールディングスでは、現在、社会的問題となっておりますアスベスト(石綿)に関して、当社グループ製品での使用状況等について最新情報を追加して以下のとおりお知らせいたします。 |
1.製品への使用状況について | |
(1) | 当社グループでは現在、アスベストを含有する裏打ち吹き付け材などを使用した商品は製造しておりません。 |
(2) | 過去に製造した製品について |
事業区分 | 該当商品 | 販売年 | 使用部位・(含有率等) | 備考 | ||
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住 宅 |
三協 | 窯業サイディング (OEM) |
`89年~`95年 | 本体屋内側(白石綿) | ||
システムキッチン、 セクショナルキッチン |
`81年~`00年 |
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不燃材とはケイ酸カルシウム板、フレキボード等を指し、熱機器収納部に接する部位等に使用 | |||
ミニキッチン | `89年~`02年 | 上キャビネットの背面・天面・側面に使用 成形ボード不燃材(10%~20%) |
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セクショナルキッチン 洗面化粧台 |
`61年~`79年 | キッチンシンク裏面、洗面ボウル 裏面に使用 結露防止塗料(15%) |
吹き付け水性塗料 | |||
立山 | ユニットバス (OEM) |
`96年~`97年 | ユニットバス壁裏裏面に使用 壁基板裏面(白石綿22%) |
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ビ ル |
三協 | カーテンウォール、 腰パネル |
`70年~`74年 | 腰パネル・内部膳板パネル裏面吹き付け材(白石綿・茶石綿30%~70%) | `93年以降のものは含有使用なし | |
三協 立山 |
`77年~`92年 | 腰パネル・内部膳板吹き付け材の下地塗料 (白石綿・茶石綿7%) | ||||
三協 立山 |
`70年~`92年 (立山は` 77~) |
腰部耐火ボード (白石綿・茶石綿3%~20%) | ||||
三協 | SH防音サッシ換気框 (オプション部品) |
`80年~`99年 | 換気框内部のガラスクロス貼り吸音材 (白石綿70%~90%) | 旧運輸省管轄の民家防音工事に使用 |
上表は、平成17年8月発表内容を含め平成18年2月13日の調査結果です。 |
平成17年8月24日に発表したものと同様、上表の各該当製品に使用されているアスベストは、セメントや樹脂などで固定化されているため、通常の使用状態において飛散の可能性は極めて低いと考えられます。 |
(3) | 解体および廃棄について |
各該当製品については、通常の使用では飛散する可能性が極めて少ないと考えられますが、建築物の解体・廃棄の方法によっては、製品の端部断面等からアスベスト(石綿)が飛散する恐れがあるため、処分の際には | |
◎環境省「非飛散性アスベスト廃棄物の取扱いに関する技術指針」 環境省ホームページ |
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◎厚生労働省「石綿障害予防規則」「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」 厚生労働省ホームページ に則り、作業に当たる建築会社・リフォーム会社・解体業社等へ相談の上で適切な処理を行ってください。 |
■当社ホームページに公開のアスベストに関する情報 平成17年8月24日アスベスト(石綿)使用状況等について※PDF/83KB |
2.工場周辺地域へのアスベストの影響について |
一工場において、ビル用途の板材の裏打ち材として工場吹き付けを`70頃~`92年まで行っておりましたが、閉じられた作業場内で、接着性のある材料とともに吹き付け作業を実施しており、近隣への飛散は極めて少ないと考えております。現時点では被害の報告は受けておりません。今後、被害などの相談があれば、因果関係を解明の上で誠実に対応していきます。 |
3.アスベスト(石綿)による疾病の発生状況について |
現在まで従業員にアスベスト(石綿)による疾病の発生はありません。過去に該当作業に従事したと考えられる従業員ならびにOB、そして、その他申し出のあった現役従業員への健康診断も実施しており、現時点で受診者全員の異常なしを確認しております。また、従来からも法に基づいた定期健康診断を全従業員に実施して確認をしております。今後も調査を継続してまいります。 |
4.自社工場等、建屋での使用状況について |
各工場における全ての吹きつけ材のアスベスト含有量、ならびにその場所の作業環境を専門機関に依頼し、調査測定いたしました。(調査期間:平成17年6月~8月)その結果、工場建屋の一部でアスベストを含有しているところがありましたが、含有が認められた場所においての作業環境中のアスベストは不検出でありました。今後は、作業環境測定の結果、アスベストは不検出ではあったものの、安全衛生法、石綿障害予防規則に準じて建物用途等の状況に応じた対策方法を検討・選択し、順次計画的に処置してまいります。また、作業環境測定も適時、継続的に行い、従業員の健康に配慮していきます。 |
5.今後の対応について |
今後とも関係法令を遵守するとともに、関係行政機関および関連団体等の指導に則り、情報開示に努めてまいります。 |
■お問い合わせ先 三協・立山ホールディングス株式会社 広報室 TEL 0766-20-2332 |
■【参考】アスベストに関する各種情報 ・厚生労働省:石綿(アスベスト)についてQ&A http://www.mhlw.go.jp/topics/2005/07/tp0729-1.html ・ 環境省:「私たちの環境とアスベスト」(一般啓発用パンフレット) http://www.env.go.jp/air/osen/law/03.pdf ・ 社団法人日本石綿協会 http://www.jaasc.or.jp/q_a/index_1.html |
記載されている情報は、発表日現在のものです。