社会

従業員とともに

三協立山グループは、お客様へ喜びと満足を提供するために、新しい価値を創造できる人材の育成と、安全で健全な働きやすい職場づくりを目指しています。

推進体制の整備

サステナビリティ推進委員会に、人事部門、経営企画部門、サステナビリティ推進部門、そして各事業会社の事業企画部門のメンバーで構成する人材活躍部会を設置しました。人材活躍部会では、多様性や人材に関する中長期的な方向性と戦略の策定、そして取り組みの推進を行っていきます。
また、ダイバーシティ推進の専任部署では、具体的な計画策定と施策を実施していきます。

女性社員の活躍

これまでの女性活躍推進

三協立山グループは、2007年より社員の多様性の推進や仕事と家庭の両立支援制度の整備を行っています。育児中の女性社員が働きやすい環境をつくるための意識改革などを含めて早期に整備できたことにより、社員がライフイベントを迎えつつ長く勤務しやすい職場風土が根付いています。働きやすさの1つの指標といえる平均勤続年数は、男性23.5年、女性19.5年(2022年度)と、比較的長く男女差も小さくなっています。

現在の女性活躍推進

サステナビリティ推進委員会に人材活躍部会を設置し、マテリアリティの1つ「女性社員の活躍」を推進しています。
長年多様性の推進に取り組んできたことで、女性の平均勤続年数が長く、ワークライフバランスを保ちながら働きやすい環境が整いつつありますが、さらに今後は、女性社員が活躍できる職場や業務の領域を拡大し、一人ひとりが持つ能力を十分に発揮できる環境の整備や、部門の会議等の意思決定の場により多くの女性社員が参加することなどに取り組んでまいります。

当社は指標として、2030年度までに女性管理職比率を10%とする目標を掲げ、女性社員が中核人材や経営視点を持つ人材として、部門や会社の意思決定プロセスに関わることを目指しています。また、女性社員が管理職になることだけが女性活躍推進ではなく、さらに能力を生かして様々な業務を経験し活躍できる場を増やす活動をしています。

2023年は、女性活躍推進セミナー「なぜ今女性活躍推進なのか」を開催し、講師として㈲クレオの篠田寛子先生にお越しいただきました。全国の事業所とオンライン中継し、取締役をはじめ全国の管理職が受講しています。

そのほか、全社員を対象としたアンコンシャス・バイアス研修や、女性の管理職候補とその上司に向けた人材育成の強化支援などを実施しました。

今後も女性をはじめとした多様な人材が活躍できる風土づくりに向けて、様々な施策を展開してまいります。

役職者向け女性活躍推進セミナー
「なぜ今女性活躍推進なのか」

管理職・係長級 女性の構成比率(単体)

技術統括室 技術開発部 部長
庵 真砂代

モノが持つ高機能・高品質といった付加価値に加えて、顧客視点・マーケット視点での「コトづくり」が必要不可欠となってきていますが、メーカーとしては、やはりモノづくりにこだわりを持ちたいと思います。私たちの部門は、モノづくりを支えVISION2030「サステナブルで豊かな暮らしに貢献」を実現するために、資源循環可能な素材や、環境負荷を低減する材料の研究開発、また、それらの生産方法の技術構築に取り組んでいます。
技術者はこだわりが強く、その結果、狭い視野になりがちです。しかし、これからの時代を担うのは、こだわりを持ちながらも柔軟で俯瞰的な視野を持ち、新しいことに挑戦する人です。そのため当部門の人材には、社内のみならず積極的に外に出て、幅広い分野の人と関わること、モニタ上の活字ではない生きた情報を得ること、様々な経験を重ねることなどを推進しています。先が読めない時代だからこそ、未来を想像し創造できる人材、そして「モノ創り」にこだわる技術者集団を目指していきたいと思います。

障がい者雇用

障がい者雇用を進めることは企業の社会的責任であり、多様性を推進する上においても障がい者を含めたすべての人が活躍できる環境を整えていく必要があります。
当社では以前から障がい者雇用に取り組み、様々な障がいのある社員が製品の加工、組立、梱包、管理や設計、業務、総務、人事部門等いろいろな部署で日々元気に働いています。

障がい者雇用率(単体)

シニア人材の活躍

65歳までの継続雇用希望者全員の就労を確保しており、 今後はさらなる年齢延長に取り組みます。

働きやすい職場環境づくり

採用

■ 新入社員の採用

企業の安定的な成長・発展に向け、積極的に新入社員の採用を行っています。
「広い視野を持ち、好奇心とチャレンジ精神、行動力を備え、激動する時代にも柔軟に対応できる人材」の採用を行っています。

新入社員入社式

新卒採用人数(単体)

■ キャリア採用

即戦力となる実務経験者を年間を通して採用しています。(2022年度実績は74名)仕事と一緒にライフスタイルを考えるUターン、Iターン、Jターンを希望する方にも、全国に拠点を持つ強みを生かして積極的に対応しています。
また、業界未経験・他業種からの人材も積極的に採用し、それまでの知識・経験を生かして新たな価値創造に取り組んでいます。

キャリア採用人数(単体)

選抜教育

選抜教育は、将来の経営者や経営幹部候補者の育成として当社が選抜した優秀な人材に対する教育であり、経営リーダー研修や改革リーダー研修(年間約30名)を実施しております。また、女性リーダーの育成を目的とした行政が主催する研修への参加や外部機関での若手リーダー育成研修(年間約10名)への参加など、他業種の方との交流を通じて、リーダーとしての資質を磨くことと新たな視点を社内で活用できる人材の育成を行っています。

従業員教育

新入社員の早期戦力化、職場定着を目的にチューター研修をはじめ、入社から3年にわたり、段階的にフォローアップする研修を行っています。また、階層別に必要能力の組み込みを図るべく、各種研修を企画・実施し、事業環境を取り巻く様々な課題を的確に解決できる人材や次代のビジネスリーダーの育成にも取り組んでいます。

研修風景(新入社員)

自己啓発支援

通信教育講座の受講奨励や社内eラーニングなどの自学手段の提供、公的免許・資格取得に対する報奨金支給など、従業員の自己啓発やキャリア形成をサポートしています。

従業員満足度調査

従業員のモチベーションを、会社の生産性や業績の向上につなげることを目的に、毎年「従業員満足度調査」を実施しています。調査結果は、人事・労務・教育などに関する全社的施策の判断材料にするとともに、社内のポータルサイトなどで公開し、各職場の環境改善に役立てています。

遺児育英年金制度

遺児育英年金制度は従業員が在職中に死亡(または、高度の障がいとなり)退職した場合に、遺児(子供)に対して奨学資金を援助する制度です。この制度は従業員が安心して働くため労働組合と共同で行っている福利厚生施策で、子供が18歳(高校卒業)になるまで援助するものです。

勤続年数

仕事と生活の調和を図る「ワーク・ライフ・バランス」を尊重し、ライフステージに応じた柔軟な働き方を選択できる制度を整え、有給休暇の取得促進や長時間労働の撲滅にも積極的に取り組んでいます。

平均勤続年数(単体)

「次世代育成支援対策推進法」及び
「女性活躍推進法」に基づく一般事業主行動計画

策定日:2020年3月23日
公開日:2020年4月7日

三協立山は、社員一人ひとりが、お互いの「違い」を尊重し合い、それぞれの「個性」を活かしつつ能力を発揮し、企業に貢献できる環境づくりに取り組んできました。さらなる雇用環境の整備を行うため、次のように行動計画を策定します。

[1] 計画期間

2020年4月1日~2025年3月31日まで(5年間)

[2] 目標・取組内容

女性労働者に対する職業生活に関する機会の提供

目標1将来の管理職登用を見据え、副主事昇格者に占める女性の割合を継続して「15%」以上とすると共に、主事昇格者に占める女性の割合「10%」以上を目指す。

取組内容

・2020年4月~  さらに女性の活躍を進めるために、若年層を対象にキャリア開発につながる教育・研修を企画・実施し、昇格のための母集団形成を図る。
・2021年4月~  管理職を対象に保守的な性別役割分担意識の見直し、当事者意識の向上を図るための研修を企画・実施する。

職業生活と家庭生活との両立に資する雇用環境の整備

目標2 ワークライフバランスの推進のため、男性社員の育児休業を促進し、配偶者が出産した男性の配偶者出産休暇の取得率を30%以上とする。また、期間中に育児休業を取得する男性社員を1人以上とする。

取組内容

・2020年4月~  育児休業や配偶者出産休暇制度の利用をさらに進めるために、社員への周知や案内方法を検討し、実施する。
・2021年4月~  管理職を対象に意識改革を目的とした研修を企画・実施する。

過去の一般事業主行動計画

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