環境リスクへの対応
三協立山グループでは、環境リスクへの対応として、ISO14001の認証取得、環境管理・監視体制の強化、産業廃棄物管理の徹底等に取り組んでいます。
ISO14001の認証取得
三協立山では、2008年度までに全ての工場において、ISO14001を認証取得しました。
ISO14001の取得は、環境マネジメントシステム構築の基本となるため、維持更新を図り、継続的にレベルアップに努めていきます。
環境パトロールの実施
三協立山グループでは、環境事故の未然防止、環境保全意識の向上および法令遵守を目的に、毎年関連会社を含めた全工場の環境パトロールを実施しています。届出書類などが法令に準拠しているか、環境測定データが基準値を外れていないか、タンク類が液漏れを起こす危険性がないかなどについて書類チェックおよび現場確認を行っています。
2020年度は、環境リスク低減の観点から油類の保管・貯蔵施設を重点的にパトロールしましたが、引き続き法令違反はありませんでした。一部、軽微な指摘事項については、迅速に改善しています。
今後も環境パトロールを継続して実施し、環境事故の未然防止に努めていきます。
軽油スタンドの確認
総合排水処理施設の確認
産業廃棄物処理業者の実地確認
三協立山グループでは、グループ内から排出された産業廃棄物が法令に準拠して適正に処理されているか確認するため、毎年計画的に産業廃棄物処理施設の実地確認を行っています。
書類確認では、委託処理契約書や許可証等の内容および緊急連絡網の整備状況などを確認しています。また、現場確認では、処理施設の掲示板設置状況、許可以外の廃棄物搬入の有無の他、作業者の安全保護具の着用や5S管理の状況などを確認しています。
2020年度は4ヶ所を視察し、いずれの施設も適正に処理していることを確認しました。
今後も継続的に実地確認を行い、産業廃棄物の適正処理に努めていきます。
産業廃棄物処理施設の実地確認
緊急事態への対応
三協立山グループの各工場では、毎年地震・火災を想定した緊急事態対応訓練を実施しています。
2020年度の石川工場の総合防災訓練では、地震発生により押出加工機からの出火および屋外塗料タンクから油分漏洩を想定しました。地震から身を守るシェイクアウトの後、自衛消防隊による消火活動と、漏れた油分の外部流出防止のため吸着マットや土のうの設置、水門の閉鎖等を行いました。最後に宝達清水消防署から講評をいただき今回の訓練を振り返りました。
今後も毎年、訓練を繰返し行うことで、有事の際に各人がどういう行動を取るべきか再確認していきます。
初期消火訓練
対策本部への報告