社会

お客様満足の追求

製品安全と品質向上に関する基本方針

三協立山グループは、「お得意先・地域社会・社員の協業のもと、新しい価値を創造し、お客様への喜びと満足の提供を通じて、豊かな暮らしの実現に貢献します」を経営理念として掲げ、商品・サービスをはじめとするさまざまな企業活動を通じて、人々が暮らす快適な空間と満足される生活づくりに貢献していくことが使命であると考えています。
三協立山グループでは、これまで開発・製造・販売する製品の安全・安心への取り組みを進めてきました。より一層、お客様に安心してお使いいただく製品をご提供するために、自主行動基準として「製品安全宣言」「品質向上宣言」「製品安全と品質向上に関する行動基準」を定め、グループ各社のすべての活動において製品の安全性確保を最優先に、企業活動を行っていきます。

製品安全宣言

私たちは、お客様に安心してお使いいただける安全な製品を提供するため、製品の安全性確保を徹底して追求します。

品質向上宣言

私たちは、さらに上の品質を追求し、お客様に「選ばれ」「喜ばれ」「必要とされる」企業を目指します。

製品安全と品質向上に関する行動基準

[1] 法令遵守

  • 製品の安全性確保およびお客様の安全確保に関する法令や安全に関わる基準、品質に関する規制要求事項を遵守します。
  • 従業員に対して、関係法規、社内規程、その他必要事項に関する教育を実施し、周知徹底を図ります。
  • 法令や安全に関わる基準、品質に関し定期的に監査し、維持管理します。

[2] 製品安全性の確保

  • 製品安全を確保する体制の整備と継続的な改善活動により「お客様」と「製品安全の確保」を優先する企業風土を醸成します。
  • リスクアセスメントを通じてお客様目線の安全設計の実施に取り組むとともに、適切な品質管理を実施します。
  • 製品を安全に正しくご使用いただくため、取扱説明書、製品本体などに誤使用や不注意による事故防止に役立つ注意喚起や警告表示およびお手入れ方法などの情報を正確で分かりやすく表示します。
  • 流通段階で製品の組立、施工を行う関係事業者様に必要な情報を提供し、安全性確保の啓発・指導を行います。

[3] 品質向上

  • 製品の企画・開発・設計から生産・出荷・組立・施工まで各段階におけるリスク分析とその低減に努めます。
  • 製品品質とその管理状況を定期的に確認し、品質管理体制の改善活動を継続します。

[4] 事故発生時の対応

  • 製品事故が発生した場合、速やかに情報を収集して処理対応を行うとともに、法令に基づき所轄官庁へ報告します。
  • 事故原因を速やかに究明し、安全上の問題があると判明したときは、適切な方法でお客様に告知します。
  • 危害の発生、拡大を防止するため、製品回収、修理など必要な措置の実施と、再発防止を徹底します。

品質管理体制(組織図)

活動内容

  • 品質委員会の活動
  • 三協立山グループ品質連絡会の活動
  • 商品開発時のリスクアセスメントの導入によるリスク検証
  • 生産時の4M※3変化点管理の導入とPDCAサイクル※4の活用
  • 4M: ● 人(Man) ● 機械(Machine) ● 材料(Material) ● 方法(Method) 工程内で大量の不具合が発生した場合、このいずれかが変化している事が多い
  • PDCAサイクル: 「計画をたて(Plan)、実行し(Do)、その評価(Check)にもとづいて改善(Action)を行う、という工程を継続的に繰り返す」仕組み

三協立山グループは、お客様への喜びと満足の提供こそが、豊かな暮らしの実現に貢献できるものと認識し、従業員一人ひとりが「CSポリシー」の実践を心がけ、日々の業務に取り組んでいます。

お客様にご満足いただくために

三協立山は、信用と信頼を大切にしています。信用と信頼は、日頃の企業活動において消費者様やお得意先様を含めた全てのお客様の期待に応えることで、少しずつ醸成されていくものと認識しています。そして、企業活動の一つひとつがお客様満足につながることを念頭において、従業員一人ひとりが日々の業務に取り組んでいます。
また、品質向上に関する活動方針は、「品質委員会」を通じて決定し取り組んでいます。三協立山のカンパニー部門の三協アルミ社、三協マテリアル社、タテヤマアドバンス社と、グループ内のST物流サービスとの間では定例の連絡会を設け、品質の向上に関する活動の連携を図っています。また、消費者様に安心してご使用いただけるよう、製品の安全に関わるPL(製造物責任)対応として、「PL委員会」を設置し、信用と信頼の維持向上に努めています。

体制図は「品質管理体制(組織図)」参照

CSポリシー

CSポリシーは、経営理念、行動指針とともに携帯用カードとして三協立山グループ内に勤務する役員・社員・派遣社員など全員に配布され、個々人の指針としています。

  • お客様満足を第一とし、“常にお客様の立場・視点で考え行動”しよう。
  • お客様の意見に耳を傾け、“期待や問題点をしっかりと把握”しよう。
  • お客様の満足実現に向け、“創意・工夫で改善、提案”しよう。
  • お客様の“満足こそが仕事の成果”であると心がけよう。
  • お客様の満足を、“共にわかち合えることに感謝”しよう。

私たちは常にこの指針に従い、日常の企業活動の中でお客様満足の向上に努めていきます。

CS活動状況

三協立山では、「CSポリシー」の実践を目的に「CS活動」を行っています。この活動は、日々の業務をお客様の立場・視点で考え行動し、CSを実践していく活動です。2002年より開始し、2022年度は、199チームが参加しました。この取り組みを通じて、日頃の業務の中に「CSポリシー」をより一層根付かせるとともに、グループ内へのベストプラクティス(優秀事例)の水平展開を図ることで、「お客様満足」を目指します。

お客様の声(VOC)を生かすために

三協立山は、お客様からの相談窓口としてカスタマーセンターを設置し、電話、FAX、ホームページなどによりお問合せをいただけるようにしています。相談窓口では、商品のご購入、使用方法に関するお問合せやアフターメンテナンスのお問合せ、その他お困りごとなど、丁寧で迅速な対応に努めています。
また、「お客様満足第一」で一つひとつのお問合せを真摯に受け止め、日々お客様から寄せられる「お客様の声(VOC)」を系統立てて整理・分類し、さまざまな角度から分析を行い、課題を抽出しています。これらの課題を経営情報として経営トップや関係部署と共有し、商品の開発・改良およびサービスの改善、ホームページやカタログなどの情報提供ツールなどの改善に役立てています。これらの活動を通じてお客様とのさらなる信頼関係を深めていきたいと考えています。

VOC(Voice of Customer)=お客様の声

お客様情報の取り組み

安心してご使用いただくために

三協立山は、製品の安全性確保とお客様の安全確保に関する法令や品質に関する基準を遵守しています。
開発段階では、リスクレベルの「見える化」による安全性の評価(R-Mapを用いたリスク評価)を行い、使う人の立場に立って、より使いやすい、安全な商品づくりに取り組んでいます。また、取扱説明書や注意ラベルに限らず、カタログの記載内容については、景品表示法、消費者基本法などの各種法規に準拠しているかどうか、さらに、所属工業会のガイドラインに沿っているかどうかについて事前にチェックして、お客様に必要な情報を明確で分かりやすく表示するよう取り組んでいます。
当社製品に関わる事故が発生した場合、速やかに必要な関連情報を収集して、お客様の視点に立った迅速で適切な事故処理を行うとともに、重大な製品事故については、消費生活用製品安全法などの法令に基づいて、所轄官庁へ報告を行います。
また、事故の原因究明と再発防止を徹底し、製品の安全確保に努めていきます。

R-Map:危害の程度と発生頻度から、リスクの大きさを評価する手法の一つ。

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